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日曜坐禅会 #2064

平成29年3月12日(日) 晴 (11/667)

  6時前  本堂での坐禅8名

  6時〜  読経会、25名

  6時半〜 坐禅会、53名(うち、新しい方 4名)

今日のお話 …

  関ケ原

天下分け目の関ケ原

いま、世界中が関ケ原

  煩悩 = 欲

欲 = お金だったり、物だったり…

  四諦

苦しみには原因がある(集)

その原因を滅するには、道がある(八正道)

仏教の最大の目的は?

  煩悩から離れること!

道元禅師流に言うと、

  身心脱落!

つまり、悟り

 … 中略 …

  慈悲

大慈悲と小慈悲 …

福井県小浜の発心寺というところに

原田祖岳という偉い老師がいらして、

その人の自叙伝『大雲祖岳自伝』によると、

加藤晃堂という若い和尚がおった時の思い出話を、

祖岳老師がおっしゃっています

加藤晃堂という和尚さんが、

四国伊予の禾山玄鼓という和尚に参じていた頃の逸話

加藤和尚は初め天龍寺の峨山老師に参じておられたが、

老師が遷化さ れたので、

次に誰に参じたものかと道友同士が協議した結果、

四国におられる禾山老師がよかろうというので、

六人連れで出掛けた

禾山という方は有名な機鋒峻烈な厳しい老師であったから、

遙々やってきた六人に対して、

けんもほろろに、

「俺のところは貧乏寺だから置けない」 と断られてしまった

そこで一行は代わる代わるお願いした結果、

「それまで言うのなら、独参に通うだけなら許してやろう」

と言われたので、

六人はチリジリバラバラに各所に宿を求めて独参に通った

加藤和尚は村のお宮様の拝殿の縁の下に寝たといっていた

そして昼は六人が揃って托鉢して生命を繋いだが、

さすがの禾山老師もこの真面目な道人達に感じ入ったのか、

後には托鉢に加わって下さるようになって、

お陰で貰いが多くなったそうである

さて、話はこれからである

ある日いつものように老師が先に立って、

六人を引き連れて托鉢に出掛けた途中、

坂道にかかったところが重い荷物を山ほど積んだ車が、

その坂を上りかねている

荷物が重くて登れない

加藤和尚は無意識に托鉢の列から離れて

車の後ろを押してやった

その時、

滅多に後ろなど振り向かれたことのない老師が

ヒヨイと後ろをご覧になったかと思うと、

一人でさっさと寺へ帰ってしまわれた

そして、侍者を通して、「晃堂を下山させよ」とおっしゃった

下山は僧林の一番重い罰であるから、

本人は勿論、道友たちも非常に心配して、

「どういう理由で追放されるのか、せめて理由を」と、

恐る恐る聞いたら、

「修行者ともあろうものが人の車に気を引かれるようでどうする

そのような無道心(道心のない者)は修行する資格がないから

叩き出せというのだ」と言われた

そこで訳が分かったが、

此処で下山してしまっては一生戻れないから、

加藤和尚は門宿と言って、山門のところで坐禅して、

一週間粘り通した

そして、道友の五人も、

「どうか許してやって下さい」と頻々と哀願したので、

「それなら独参だけは許してやろう」と、

漸くお許しが出たという

小慈悲は、大慈悲の前には邪魔だという例え

以上(合掌)

http://zazen.yokohama/