西日本一人旅・8日目 [2016.8.18]

今日は4:40頃起床。天気も良いので瀬戸内の朝焼けが観れそうだ。

楽しい旅の再開、と言いたいところだが問題が1つ。

一昨日負傷した右脚踵の傷の痛みが酷くなっている。その痛みはズンズンとした嫌なもので、歩行に支障をきたしてしまう程。

昨日の鎖山行動が祟ってしまったのだろう。

キズパワーパッドを剥がし確認してみると、幹部の周りも赤くなってしまっており、少し腫れている様にも見受けられる。

バイ菌が入ってしまったのかも知れない。

こんな時のためにも役立つだろうと持って来ているのが抗生物質

効果があるかは素人判断なため分からないが、その錠剤を念の為飲む事にした。

そして、新しいキズパワーパッドを再度貼り直す。

明日になっても改善の兆しが見られなければ、痛い出費となるが病院に行かなくては。万が一破傷風にでもなっていたら一大事だ。

本日の最初の目的地は、山口県が誇る『錦帯橋』。

朝焼けスポットを探しながら西に進んで行くと前方に歩道橋が見えて来た。

どうやら駅へとつなぐ歩道橋の様で、朝の白やけにそのフォルムが映し出され、海沿いの駅にも隣接しているため、なかなかの旅情を醸し出している。

この歩道橋からなら日の出を見渡せるだろうか。

バイクを停め、試しに歩道橋を上り切った所で足を止める。

瀬戸内海を挟んだ山々の向こうから、間も無く顔を出す太陽が見渡せる予想通りの好位置なので、ここで日の出を待つ事にした。

ふと欄干に目をやると、空き缶が置いてあり煙草の吸殻が幾つか入れられている。

考える事は一緒という事だろう。

私も携帯灰皿片手に煙草に火を付け、日の出を待つ。そして程なく、快晴の空に暖かな光が射し色付き始める。

やはり瀬戸内海の朝焼けも素晴らしく、その燃える様な山吹色が辺り一帯を染め上げて行く。

何かの養殖なのだろうか。海面にあるその設備がまた味のある陰影を現し、朝焼けのコントラストを見事に創り上げていた。

雲有し模様映えのある空だったならば、さぞ美しき明暗を演出した事だろう。

5:45、錦帯橋に向け出発する。

途中の道でまたしてもイタチの死骸を目にする。が、今回は持ち運べる様な状態では無かったので、通り過ぎた。

このペースだと、この旅で後何度イタチに出会うのだろうか。そう思っていたのだが、結局のところこれ以降はイタチとの巡り合わせはなかった。

経路は順調に進み6:27、『錦帯橋』に到着。

少し遠目から観る錦帯橋は、写真で見た通りの見事なもの。確かに素晴らしく、何とも粋な趣溢れる橋である。

過去の台風による流失からの再建。

その約50年後に損傷が目立ってきた事から2004年、昔ながらの木組み工法で現在の美しい5つのアーチを描く錦帯橋が造られたとの事。

朝霧がかる山々に囲まれたこの橋は、日本三名橋の一つであり、五連のアーチを成す返り橋が特徴。圧巻の木造橋だ。

その長さは、直線で約193m。幅5m、橋台の高さ6.5m強との事。

私が居るのは橋の東手。先ずは、その錦帯橋を徒歩で渡ろうと近付いて行くと、橋を渡るには往復300円の入橋料が必要との事。

時刻がまだ早いため、普段いるのであろう係員は不在。それ専用の入金箱があるので300円を入れる。

西手に向かって1つ目の浅めのアーチを過ぎると、これぞ代名詞山なり三連アーチのお出ましだ。

その急斜面のアーチは中腹迄浅い階段になっているが、それでも角度的に歩くのに注意は必要だろう。

橋の真ん中に立ち360°のパノラマ風景を見渡し堪能する。

橋を渡り切ると、どうやら午後なら賑わっていそうな区画があり、その辺りを少し散策してみる事にした。

土産屋や食い処、ソフトクリームやカキ氷。それらの店がトラック状の広場を囲む様に点在している様子。

現在は6:50辺りなので人はまばらだ。多分観光客は私以外に誰1人としていない。

活気が出る時間帯迄滞在していたいのはやまやまだが、時間が勿体無いので周辺を散策してこの地を後にする事にする。

帰り橋の傾斜を再度楽しみながら錦帯橋を渡っていると、右手の河原に1つだけ店があることを確認。

試しに河原に降りてみる事にする。

少し期待したが、やはり準備中。焼きトウモロコシの品札がある。

下から眺める錦帯橋もまたなかなかの構図だ。

この河原で錦帯橋を眺めつつの焼きトウモロコシ。きっと格別に違いない。

焼きトウモロコシ好きの私としては、是非にも食べたい代物だったのだが、やはり時間が惜しいので階段を上がる。

バイクに乗り、錦帯橋の東区画と西区画を見て周る。

東区画をブラブラと走っていると『うまもん』なるレトロな建物を発見。

その造りは、尾道市の『かき左右衛門』に通ずるものがあり気になったが、何の店にしろ開店まで待つ気は毛頭無いので写真だけ撮りその場を後にした。

この日記を書いている2017年4月7日現在、結局何屋だったのか気になったので検索してみると、『うまもんレトロ館』という名前だと分かった。

「発酵漬物の歴史を辿る漬物物語り館」とある。

昭和初期は銭湯だったらしい。

そして、2016年12月31日を持って閉館との記載あり。

漬物好きの私としては、行ってみたかった。時間さえ合えば・・・。

口癖の様だが、計画性の無い旅とは難しいものだ。

その後、ノスタルジックながらまだ起きていない故の味気ない街並みを見て回り、西区画へとバイクを走らせる。

西区画では先程の“トラック広場”や立派な楠木、『吉香公園』や『錦雲閣』、佐々木小次郎銅像等を見て周る。

大まかに見て回ったが、周辺の街並みも観光地らしく雰囲気良く栄えていそうだ。

7:50迄の散策だったので、結局店は1つも開いておらず、観光客も皆無に等しかったが、とても良いところという事は、ひしひしと伝わってきた。

やはり有名な所は外れなく素晴らしい。

改めて思うが、次は誰かと一緒に観光し楽しみを共有したいものだ。

そうすれば、楽しさは何倍にも跳ね上がるだろう。

不完全燃焼間違い無しの岩国観光を終え、次の目的地『福岡県博多市』に向け移動を始める。