ひょんなところで

久しぶりの観劇。美輪明宏主演、三島由紀夫の「葵の上・卒塔婆小町」を観てきました。

美輪さんの舞台なので、待ち合わせもゴージャスにとリッツ・カールトンのロビーで待ち合わせをしたら、先に着いていた友人が興奮を隠せない様子で、「さっき、美輪さんに会った!」と駆け寄ってきました。

SP?も何のそので近づいて、

「今からお芝居観に行きますね」と話しかけたとか。

なんて、勇敢!怖いもの知らず。

美輪さんは黒い女優帽を傾けて、おうように頷かれたとか。

さて、肝心の舞台ですが。

三島由紀夫が能を戯曲に改作したもの、というと何となく敷居が高そうな気がしますが、「葵の上」はもちろん、「源氏物語」の生き霊となって源氏の正妻を苛む六条御息所の下り、

卒塔婆小町」は絶世の美女小野小町の老境を描いたものということで、馴染み深い題材のせいか、とても分かりやすい。執筆当時の昭和30〜40年代を時代設定にしているのも、レトロモダンなメロドラマを観ているようです。

三島由紀夫って、結構面白いのねと改めて思いました。「春の雪」も格調高い文章に目眩ましされたけど、ストーリーを追えばメロドラマだし、「葵の上」なんて、妻と愛人の間でうろうろする旦那の話。

卒塔婆小町」は、(君の前前前世が〜♪)と頭の中でリフレインしながら観ていました。

帰り道も、とにかく美輪さんに会えたのが良かったと繰り返す友人。

「きなこさんも、もう少し早く来たら会えたのに」

そうなんですよね。一つ前の電車がホームに滑り込んで来たとき、ちょうど改札の手前で、そこからダッシュしたら乗れたのに、

(待ち合わせの時間には間に合うし、まあいいや)と走ることを面倒臭がったのが災いしてしまいました。

以前、家族で吉井和哉のライブに博多に行ったときも、飛行機が嫌だからという理由で私一人陸路で帰ったら、夫と息子が福岡空港で、バックバンドとしてライブに参加していたTRICERATOPSの吉田さんらに遭遇、握手して写真まで撮ってもらっていたということがありました。これで、吉井さんに会ったなんて行ったら、切腹もんの大後悔でしたよ

こういうところで、ツキを失ったり、運命が変わったりするのね・・・

ところで、吉井さんといえば、ザ・イエローモンキーの先日発売したalbumのPVに美輪さんが声で出演されています。

でも、ひょんなところで偶然出会った場合、吉井さんなら何とか声をかけられても、美輪さんは無理かもしれない・・・

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