『ライフ』@新宿ピカデリー

怖がりなので普通の怖い者好きな方々には全く参考にならないかもしれませんが、実に怖くハラハラさせられました。火星に調査に言った6人の宇宙飛行士たちが採取した微生物が実はあんなに恐ろしいやつだったという話。最初は指にからみつくような愛らしかったあいつを皆が可愛がり静かに平和的に描きながら、なにかをきっかけにいきなり恐怖の対象にさまがわりさせるジェットコースター感がすさまじくいっきに引き込まれてしまいました。ジェイク・ギレンホールが主演なので彼が全面に出る映画かと思いきやけっこうクルーメンバー全員の露出度・重要度をほぼ均等にしているところがよかったですし、俳優の有名度に関係なく早めに退場させたりするところも予測不能感を増してくれて嬉しい演出。クルーで唯一の日本人を真田広之さんが実にいい感じで演じています。あの溶け込み感はなんなんでしょう。ポスターでも言ってしまっているように夢も未来も希望もない絶望感が突き刺さるあの「上からの」ラストが記憶に突き刺さります。素晴らしき絶望シネマだと思います。